TungMeister – EVモーターシャフト – AH735

生産性と工具寿命の向上

問題点
従来の加工工程では、次の3つのステップが必要だった。
工程1：ø6エンドミルによる溝入れ
工程2：ø6エンドミルによる肩削り加工（ae：0.075mm）
工程3：ø6エンドミルによる肩削り加工（ae：0.075mm）

加工効率の向上と工具寿命の延長が主な課題だった。 加えて、溝入れ工程でのバリの発生も、部品の品質を阻害する要因となっていた。

効果
加工効率の向上：
TungMeisterの面取りエッジ付き特殊Tスロットヘッドを採用。
従来の溝入れ加工では3パス必要であったが、Tスロット加工では1パスに短縮された。 さらに、面取りエッジを組み込むことで、バリ取りのための面取り工程を1工程に統合した。
その結果、プロセスタイムは31％短縮された。

工具寿命の延長：
従来のエンドミルでは、溝入れ時にびびりが発生し、工具寿命が短いという問題がありました。
TungMeisterのT溝加工ヘッドは防振設計を採用し、ビビリの発生を抑えた。 さらに、シャンク径をø20にすることで工具剛性を高め、安定した加工を可能にした。
その結果、工具寿命は10倍に延びた。